介護のやりがいとはなにか?

介護職というと、給料が安くて仕事がハードできつい嫌なイメージが蔓延しています。

実際に離職率が高いのも事実ですが、この仕事に魅力とやりがいを感じている介護スタッフもたくさんいます。
この仕事は簡単に言うと高齢者のお世話をすることですが、高齢者の自立支援をすることも理念としています。

日々の生活を支援しているので、食事や入浴のお手伝いをしたり排泄のお手伝いももちろんします。見返りも求めて仕事をしているわけでなくても、やはり利用者や利用者のご家族から感謝の言葉を頂ける時は報われるような嬉しい気持ちを実感できるはずです。

中には申し訳ないと涙を流して「ありがとう」を伝えてくれる利用者の方もいるそうです。感謝の気持ちを受け取った時の喜びは、また明日から頑張ろうと思える仕事の活力になっていきますし、やりがいを感じられる瞬間でもあります。

また、人生の大先輩である利用者の方々に時には励ましの言葉をもらったりすることもあります。戦争や震災などの様々な経験を経てきたからこその大らかさや優しさ、言葉の重みがあります。

そんな人生の大先輩の昔話を聞いたり寄り添っていることで、他の仕事では味わえない色々なことを学ぶことが出来ます。これは介護職を経験した人にしかわからない喜びで、醍醐味なのかもしれません。

また、楽しいだけでなく、辛い死別の体験も介護職にはつきものですが、これもまた命の尊さを学ぶ瞬間でもあります。
悔いのない介護をしようと思えるきっかけになり、また頑張ろうと新たな活力にすることもできるのです。

こうした背景を見ると、人として成長したいと考えている方にとって、まさに介護の仕事はうってつけだといえるでしょう。